巨人は9日に東京ドームで全体練習を実施。10日のDeNA戦(東京ドーム)から開幕するCSファーストステージに向けて最後の調整を行った。優勝した阪神と2・5ゲーム差の2位で今年のレギュラーシーズンをフィニッシュ。終盤の猛追もむなしく2年ぶりのリーグ優勝を逃しただけに、逆襲に燃えている。

 橋上秀樹監督代行(60)は「いろいろ故障者もいた中で、できることはこの1週間でしっかりできた」とどっしりと構えると、別メニューでの調整が続いていた主力についても「(坂本は)最初に比べればだいぶ改善している。十分に力を発揮してくれる。(ダルベックは)今日見てる感じでは問題ない」とGOサインを出した。

 いよいよ始まる短期決戦。リーグ2位の防御率2・80を誇る強力な投手陣が武器な一方で、上位3球団でワーストの打率2割3分4厘、103本塁打となっている打線は一つの課題となっている。それだけにチーム関係者からは「ウチが勝つパターンは先手必勝。わずかでも先制点を取って投手陣で守り抜くのが今季の勝ち方だから、そんな展開になるのが理想だよね」とCSを勝ち進む上での勝ちパターンを想定した。

 ただ、今季の巨人は打線の派手な活躍こそないものの、27回の逆転勝ちを記録。先制点を奪われても決して諦めない姿勢は持ち味の一つでもあった。それでも前出関係者は「粘り強さはあるけど、4点差がボーダーラインにはなると思う。それ以上リードを奪われると、ウチとしてはなかなか厳しい戦いになる」とビハインドの展開での〝デッドライン〟を明かした。

 逆転勝利数は12球団中2位も、4点差以上を逆転しての勝利は一度もない。打線の爆発力ではライバル球団に見劣りするだけに、最悪でも3点差を追う展開に収めておきたいのが本音だ。初戦は巨人・井上、DeNA・東と好投手同士の投げ合い。橋上巨人は得意のパターンでもある「先行逃げ切り」へ持ち込むことはできるか。