巨人のリチャード内野手(27)が10日から始まるDeNAとのCSファーストステージ(東京ドーム)に向けて闘志を燃やしている。
今季のリチャードはファームに2度降格しながら9月27日から3度目の一軍昇格。以降は5試合連続でスタメン出場し、全試合安打を継続するとともに2本塁打、6打点と貴重な得点源となっている。短期決戦でも打棒の爆発が期待されるが、今年の目標の一つに掲げていた「メンタルの強化」も実を結んできているようだ。
精神力を鍛えるために本を読みあさり、関連する動画でも勉強。二軍での再調整期間中には阿部前監督に連絡を取り、技術面だけでなく精神面でも助言をもらっていたという。さらにリチャードの心に響いたのは元サッカー日本代表・本田圭佑(40=ジュロン)の言葉だった。
「どうせ死にます、人は。やりたいようにやってください」
動画で耳にしたフレーズに衝撃を受けた。「サッカーと野球は違うんですけど、とにかく前に前に進んでいくしかないという人。とても勉強になります」(リチャード)。少々の挫折やつまずきで立ち止まることなく、信じた道を突き進む信念の強さに心を揺さぶられた。
再昇格から2戦目となった同29日の広島戦(東京ドーム)でリチャードは特大2ランを放った。その試合後には「その日その日を楽しもうって思えるようなメンタルになりました。自分の都合のいいように考える」と本田が乗り移ったかのようなセリフも残していた。
〝ロマン砲〟と言われ続けたリチャードがついに覚醒の時を迎え、チームを下克上に導くかもしれない。












