ソフトバンクは23日の西武戦(みずほペイペイ)に10―3で大勝。打線が16安打と大爆発し、先発の上沢直之投手(32)は大量援護にも守られて今季9勝目を手にした。
安定感のある投球だった。上沢は初回に1点を失ったものの、その直後に打線が柳町の先頭打者弾など一挙3得点で逆転に成功。「失点した後にすぐ取り返してくれたので本当に頭の下がる思い」と2回以降は相手を寄せつけず、6回2安打1失点と危なげない投球を披露した。
これで自身初となる2年連続の2桁勝利にリーチ。小久保監督は「(10勝目への)権利を得たのでよかった」と語り、右腕はお立ち台で「そこはクリアしたいなと思う。何とか次で決められたら」と意気込んだ。
そんな上沢には〝援護射撃〟してくれる心強い年長者がいる。柳田悠岐外野手(37)だ。柳田は今季、右腕の登板日に大活躍。ここまでの21登板で打率4割2分5厘(73打数31安打)、3本塁打、11打点と驚異的な数字を残している。この日も「2番・左翼」で先発出場すると4安打をマーク。そのうち3安打が得点に絡むなど見事に右腕を援護してみせた。
上沢と柳田の間にはある〝お決まり〟のやりとりがある。昨季途中、登板日にウエートルームで遭遇した際に柳田から「今日は何点欲しい?」と聞かれたという。そこからトレーニング場で遭遇すると、このやりとりが行われるようになり、今季も継続中。柳田は始まった経緯を「(上沢が)話しかけてくれるので」と明かしていたが、グラウンドでの姿はその会話にたがわぬ有言実行ぶりだった。
当の上沢は柳田について「スーパースター。野球界でも希有な存在だと思うので」と偉大さを表現した。次回は10勝目をかけた自身にとっても大事なマウンド。頼もしい先輩の援護射撃を背に白星をつかみたいところだ。












