19日に開幕した愛知・名古屋アジア大会は、セキュリティの面からも不満の声が上がっている。

 32年ぶりの日本開催となった祭典だが、開幕前からトラブルが多発。コンテナハウスの宿泊環境、食事の充実度、選手、関係者の移動手配など、毎日のように問題点が海外メディアから指摘されている。

 台湾紙「中国時報」は「日本人は常に几帳面なイメージを持たれているが、名古屋のアジア大会ではその様子は全く感じられなかった。特に直近4回のアジア大会と比較すると、会場のセキュリティチェックは形骸化している」と報じた。

 一部の会場にX線の検査機がなかった点に疑問を投げた上で「観客やメディア関係者が禁止物品を持ち込んでいないかを確認していたが、これらのチェックポイントのスタッフは『ありがとうございます』と繰り返し口にはしていたものの、リュックサックや身に着けている物品の検査は適当に目を通すだけで済ませていた。当然、検査のスピードは速かったが、全く真剣に取り組んでいなかった」と批判した。

 さらに「今回のアジア大会の会場の出入り口の設計には大きな問題がある。どの会場でも、自由に往来でき、セキュリティチェックも不要で、警備員やボランティアも配置されていない出入り口が見受けられる。まるで『ようこそ』と叫んでいるかのようだ。会場内の出入り口も観客やメディアが自由に行き来しており、管理している人はほとんどいない」と明かした。

 アジア大会のお粗末ぶりには、台湾記者も頭を抱えているようだ。