ミドルブロッカー起用の狙いとは――。愛知・名古屋アジア大会のバレーボール女子準決勝(21日、小牧市スポーツ公園総合体育館)、世界ランキング6位の日本は同28位の韓国に3―0で快勝。チーム最年少・20歳の秋本美空(ブストアルシツィオ)が12得点を挙げた。

 身長185センチの高さを生かした攻撃力が持ち味のアウトサイドヒッターだが、今大会はミドルブロッカーで出場。この日もミドルブロッカーで先発し、ブロックや速攻など攻守で存在感を見せた。試合後には「ちょくちょくミスは出てしまったけど、いいところは良かったと思う。ミスをなくしていくのが課題だと思う」と冷静に振り返った。

 ネーションズリーグは8強で終戦。アジア選手権は3位に終わり、最短での2028年ロサンゼルス五輪切符獲得を逃した。チームを再編する中で、フェルハト・アクバシュ監督は高校時代の秋本のプレーを見て、ミドルブロッカーでの起用を決めたという。秋本は「いい結果で終わらなかったので、そこで何が必要かとなった時に順位が下のチームに勝てるのは当たり前だけど、上のチームに時にもっと違うバレーをしていきたいとの話だった」と明かした。

 ミドルブロッカーは速攻を有効に使えるポジション。「相手のブロックがタイミングを取りづらいと思うので、それで点数がよく増えるのがわかった」と語り、守備面でも「自分が今一番(身長が)高いので身長が。その分ブロックのところでもっとメリットを出していきたい」と展望を口にした。

 48年ぶりの金メダルをかけた一戦は、同7位の中国と相まみえる。「前回の大会(アジア選手権)で悔しい思いをした。メンバーは(アジア選手権と)違うけど、自分たちで勝ってやるぞという雰囲気をもっと出して、いい雰囲気で試合に挑めたら」と気合十分。日本が手に入れた新たな武器で、頂点の座を引き寄せる。