F1メルセデスを率いるトト・ウルフ代表がキミ・アントネッリ(20=イタリア)の引き抜きを〝画策〟するフェラーリをけん制した。専門メディア「PLANETF1」が報じた。

 今季F1で292ポイントでドライバーランキング1位を独走するイタリア出身のアントネッリについて、同国の名門フェラーリが獲得への興味を示している。同メディアによると、ウルフ代表は今年初頭に「我々はフェラーリがチャンピオンシップリーダー(アントネッリ)に興味を持っていることを認識している」とし「彼らはイタリア人ドライバーを獲得するためにあらゆる手段を講じるだろう」と語ったという。

 ウルフ代表は2019年に12歳だったアントネッリをジュニアドライバーとして契約。トップカテゴリーで大活躍するまでに育て上げた。同代表は「キミは12歳の時からメルセデスのドライバーだ」とし「フェラーリは、優秀なイタリア人ドライバーがいることに今になって気づくのではなく、6、7年前にこの仕事を済ませておくべきだった」とけん制した。

 メルセデスは7度の世界チャンピオンとなったルイス・ハミルトン(英国)をフェラーリに引き抜かれている。それだけに再びエースドライバーを失いかねないことに警戒心を強めている。

 そんな中、アントネッリは将来的なフェラーリへの移籍について聞かれると、メルセデスへの感謝を口にしながらも「何も否定はしませんが、目標はメルセデスとともにできる限り多くの勝利を収めることです」とコメントしていた。