6月2日に死去した元ボクシングWBC世界ライト級チャンピオンでタレントのガッツ石松さん(享年76)のお別れの会が2日、都内の後楽園ホールで行われた。開始前に元WBC世界スーパーライトフライ級王者・浜田剛史氏、元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高氏、元WBA・WBC世界ミニマム級王者・大橋秀行氏が取材に応じ、ガッツさんの思い出を語った。
浜田氏はガッツさんが初代会長を務めたプロボクシング世界チャンピオン会の2代目会長。世界的に層が厚いライト級の世界王座を5度防衛したガッツさんの功績を「今では考えられない快挙」とたたえつつ、「それを今の時代の選手に伝えようと思ってもなかなか伝わらない。バラエティーがちょっと強すぎた。偉大なチャンピオンだったわけですから、ボクシングを全面に(出して)やってほしかった」との思いを語った。ガッツさんは決めゼリフの「OK牧場」で知られ、浜田氏は電話で話をするたびに「終わりには必ずOK牧場というんですね。そういったサービス精神があった」と明かした。
具志堅氏はガッツさんと同じく、引退後にタレントとしても活躍。「いまだに、そばにいるような気がする」と別れを惜しんだ。バラエティー番組などで元世界WBA・WBC世界スーパーウエルター級王者・輪島功一氏と何度も共演したことが一番の思い出といい、「やっぱりテレビを見て、ガッツさんのように芸能界でもやっていきたいなと。ガッツさんは私の夢でしたね。芸能界でも素晴らしい人脈がある、今までにない歴代世界チャンピオンじゃないかと僕は思います」と語った。そして「いまだにOK牧場の意味が分からないんですよ」と笑いを誘った。
大橋氏はガッツさんが所属していたヨネクラジムの後輩。現役時にガッツさんはすでに引退していたが、何度もジムでアドバイスを受けたといい、「すごくそれがためになって、自分も世界チャンピオンになることができたので、ガッツ石松さんに本当に心より感謝します。いざジムに入るとバラエティーの顔と全く違う人。ボクシングに対してはすごく真剣で冗談一つ言わない。ボクシングはこうしなきゃダメになる、もっとこういうふうにやれ、もっとこういうふうにした方がいいって貴重な意見をずっといただいて、本当にボクシングのことが最後までいつも心にあったんだなと、本当に愛してるんだなと思いました」としみじみ振り返った。












