プロレスラーのCIMA(48)が、〝振り込め詐欺被害〟からの再起を誓った。
魔の手が襲ってきたのは12日のことだった。米国在住の友人レスラーとメッセージングアプリ「WhatsApp」でやりとりしていたCIMAは「友達に日本の高級ウイスキーのコレクターがいて、限定版のウイスキーを購入するのに日本円でしか受け付けられない」と相談を受ける。代金は先にCIMAの口座に振り込むので、支払いを立て替えておいてほしいというものだった。
快諾すると友人レスラーから送金のスクリーンショットと、日本の金融機関を名乗るアカウントから送金を確認したという旨のショートメッセージが届いた。高級ウイスキーは人気商品のため早急な支払いが必要だというが、送金の口座反映までは3~7営業日かかるとされていたため、代金を立て替えるつもりでCIMAが支払いを終えた翌日、再び同様の依頼が…。総額で「高級車1台分」(CIMA)という高額な支払いだったが「バカだから信用してしまって…バカ正直に指定された額を指定された口座に振り込んでしまったんです」。
次の日にさらに高額な立て替え依頼が来たため、さすがに怪しんだCIMAは同レスラーのインスタグラムでDMを送信。すると「WhatsApp」が乗っ取られていたことが判明した。「『何の話だ?』と返って来たので、これはもうやられたかも分からんと。そこから娘が調べてくれたら、まったく同じ手口の詐欺がヒットしたんです」。すぐに金融機関と警察に被害を届け出たが、振り込んだ金額が返ってくるかは不透明な状況だという。
被害にあったCIMAは「まったく自分には無関係なことだと思っていたんですけど、本当に巧妙なので。僕の勉強不足というか、人を信じすぎていた部分もあったというか…」と猛省。「トラブルが続いてしまったのと、今回額が大きかったので自暴自棄にもなりかけたんです。でもいま自分はフリーランスだし家族だけは何としても守り抜くという決意を改めて持ちましたね。妻も娘も『人を巻き込んだわけでもないので、また立ち上がったらいいんじゃないの』って背中を押してくれた」と振り返った。
失態をあえて大々的に公表することを決意したのは、自身を鼓舞するためと、被害の拡大を防ぐためだ。「落ち込んでるところも自暴自棄になりそうなところも、そこから再起するところも全部表に出そうと。それがCIMAのプロレス人生じゃないですけど、どんな逆境に追い込まれてもそこからビッグカムバックするのがプロレスラーだと思うので」とキッパリ。「プロレスファンに限らずこの記事を読んでいただいた方には、おカネのやりとりで少しでも何か違和感を抱いたりしたら周りの人だったり第三者に必ず相談してからにしてもらいたいですね。額の問題ではなく、人の善意につけこんだ詐欺は許せない。一人でもこういう被害が続かないように、注意を払っていただきたいです」と呼びかけていた。












