第108回全国高校野球選手権大会第14日(20日、甲子園)の準決勝で横浜(神奈川)が智弁和歌山に1―7と逆転負け。先発したエースの織田翔希(3年)は、3回途中56球を投げて8安打4失点で降板した。
球場に試合終了のサイレンが響きわたると、織田の両目からは大粒の涙がこぼれた。「ほんとに申し訳ないなという気持ちが大きかった」。試合後には、両腕で涙を拭いながらポツリと呟いた。
エースの夏が終わった。1点の援護をもらった初回と2回は走者を出しながらも無失点に抑えていたが、1―0の3回、強力な智弁和歌山打線につかまった。先頭の荒井から4番・山田まで3連打を許して一気に同点に追い付かれると、無死二、三塁のピンチで5番・楠本に3投目・152キロの直球を捉えられ、勝ち越し3ランを被弾。「(球が)甘くいったなと思いました」と1球を悔いた。
その後、一死から7番・川原に内野安打を許したところで2番手・小林鉄(2年)に交代。イニング途中での降板に「ここで替えられることがすごく情けなくて。チームに悪い流れをもたらしたままマウンドを降りてしまったので、『最後の最後で何してるんだろう』というのは一番ありました」と唇を噛んだ。
今秋のドラフト候補でもあり、プロだけではなくメジャーからも注目されている織田。今後の進路については「何も考えられないです」と言うにとどめた。












