卓球王国である中国の男子シングルス勢に〝非常事態〟が発生だ。

 欧州スマッシュ(スウェーデン・マルメ)の男子シングルスでは、中国勢が8強を前に全て敗戦。世界ランキング6位の林詩棟、同27位の周啓豪はともに3回戦で姿を消した。前週のチャンピオンズ横浜でも中国勢は誰1人ベスト8に進出することができていなかった。

 この現状に中国メディア「捜狐」は「中国人男子シングルス選手全員が敗退し、準々決勝に進出した選手はいなかった」と苦言。さらに「数名の中国女子シングルス選手もトップ8入りを果たしている。したがって、これはチーム全体の崩壊ではなく、男子シングルスにおける敗北と言えるだろう」と報じた。

 今大会には中国の若手選手も複数出場。「新人選手の育成だけでは、敗戦の言い訳にはならない。新人に競技の機会を与えることは決して間違いではない。ロサンゼルス五輪のサイクルはすでに始まっている。もし若い選手たちに今ハイレベルな経験を積ませなければ、将来的に彼らはより消極的になるだけだろう」としながらも「最も重要なことは損失を許容しないこと、そして損失から何らかの価値を生み出すことだ」と指摘した。

 2年後のロサンゼルス五輪に向けて育成も重要だが、あまりの不振ぶりには頭を抱えているようだ。