現役最後の公式戦を終えた錦織圭(36=ユニクロ)が自身のテニス人生を振り返り、今だから言える本音を打ち明けた。
錦織は1日、ジャパンオープン1回戦(東京・有明)で第2シードのフランシス・ティアフォーに4―6、4―6で敗れた。試合後の会見では「絶対にやらないけど」と前置きをしたうえで、「正直もうちょっとやってもいいかなというのが出てきている」と吐露。「内容的には悔しい試合だったし、年末のチャレンジャーは考えようかな」と現役延長をにおわせる一幕もあった。
苦しいことの方が多かったという現役生活を振り返り、「いろんなことをはねのけて1本のことにここまで努力できたことは誇りに思う。正直好きでもないアメリカに行ってテニスのために注いできたのは良い選択ができたと思っている。探せば後悔も出てくるが、それでもよく頑張ったという思いが強い」と胸を張る。
その一方で「悲しいのは自分がトップ10にいたときに、西岡良仁くん(ミキハウス)とかはいましたけど、なかなか後ろについてくる選手が少なかったこと」と厳しい表情も見せた。
また、世界の頂点にたどり着くために自分に足りなかったものを問われると「一番はもうちょっと、あと5センチくらい背が高かったら」(錦織は身長178センチ)と即答。続けて、独特のユーモアを交えながら「小さい選手でも工夫すれば勝てるのがテニスの面白さではあるけど、ルールを変えるなら180センチ以下の選手は2、3歩前からサーブを打って、今の機械の工夫で打ったらシュンとベースラインまで戻ってるみたいなのができたら一番良い」と持論を展開し、最後まで錦織節で周囲を魅了した。












