今季限りでの現役引退を発表した男子テニスで元世界4位の錦織圭(36=ユニクロ)が6日、東京・有明コロシアムで引退セレモニーに登場。テニス界のレジェンドで錦織を長年支えた元コーチのマイケル・チャン氏もその功績をたたえた。
チャン氏はまず、錦織について「みなさんに伝えたいのは、ケイには普通の選手にはない資質が備わっていることだ。彼はとても才能に恵まれたアスリートであることに加え、これほど早く物事の概念や教えを吸収する選手を、他に見たことがない」とその才能を称賛した。
さらに、チャン氏は錦織の性格にも言及した。「私がケイと仕事をしてきた歳月を振り返っても、ケイが『それはやらないよ』、『それを試すつもりはない』、『それは僕には難しすぎる』と私に言ったことは一度も思い出せない」と回想。続けて「成功に必要なハードワークから逃げなかったし、キャリアを通じて直面した困難にも屈しなかった。彼は不満を漏らさず、耐え抜いた。その忍耐力と逆境に負けない強さこそが、ケイをファイナルセットで最も手ごわい選手の一人に仕立て上げたのだ。彼はそれを証明する記録を持っている」と錦織の不屈の精神を明かした。
一方で、突然「ケイについて一つだけ、面白い心残りがある」と口を開くと「それは、ケイが私に日本語を一言も教えてくれなかったことだ」と打ち明ける。「(錦織が)日本の他の選手たちから『マイケルは日本語を話せるの?』と聞かれたとき、ケイは『いや、彼は日本語を何も理解できないから、何を言っても大丈夫だよ。何を話しているのか分からないから』と言っていたんだ」と過去のエピソードを話し、会場からは笑いが起こった。
そして、かつての教え子の今後には「これからの人生の次の章で、神様がどのような道を用意しているのか、見るのを楽しみにしているよ。ケイ、本当におめでとう」と新たな人生に期待を示した。













