テニス男子日本代表の添田豪監督(42)が、20歳の新星・坂本怜(IMG)の今後に大きな期待を寄せた。

 添田監督は11日、現役を引退した錦織圭(ユニクロ)のこれまでの偉業をたたえるイベント「UNIQLO LifeWear Day Tokyo 2026 with Kei Nishikori」に参加。前監督の岩渕聡氏と組んで錦織、ロジャー・フェデラー氏(スイス)組と対戦し、強烈なストロークを披露した。

インタビューに応じた添田豪氏
インタビューに応じた添田豪氏

 イベント後に本紙の取材に応じ、錦織引退後の日本テニス界について「やはり坂本、望月慎太郎(木下グループ)が中心になって引っ張ってほしいし、あとはベテランの西岡良仁(ミキハウス)やダニエル太郎(エイブル)がどういう立ち振る舞いで引っ張ってくれるのか。やってくれると思うし、そこの統合をもう少しうまくやれば、日本テニス界はもっと強くなる」と青写真を描いた。

 その筆頭格である坂本は今年の全米オープン予選決勝で錦織を破り、本戦でも1回戦を突破。さらに開催中の上海マスターズでもベスト32に進出した。添田監督はこの躍進を「テニス自体のレべルも上がっているが、前までは大会ごとにムラがあった。今も多少はあるが大きな大会で勝てるようになってきた」と分析し、「この感覚を続けていけばより強くなるし、これを離さないことが大事。でも今、彼の中でそれができているのですごく期待を持てる」と太鼓判を押した。

 また、坂本がジャパンオープン前日会見で「(日本テニス界の)顔になりたい」と公言したことにも言及。「目標をすごく高く持っているのは強く感じる。自分にプレッシャーをかけるということは、それだけ強い意識と危機感を持ってくれていることだと思う」と評価した。

 もっとも坂本だけに重責を背負わせるつもりはない。指揮官は「圭がいなくなって新たなスターを求めたときに、どれだけ真剣に受け止めて努力してくれるかがカギ。誰でもいいとは思うので、そういった自意識が強く芽生える選手が来てほしい」と新たな選手の奮起を求めた。