審判の判定は気にしていなかったようだ。愛知・名古屋アジア大会男子シングルス準々決勝(26日、スカイホール豊田)、世界ランキング344位のノシャド・アラミヤン(イラン)が同3位の張本智和(木下グループ)に4―3で勝利。3位決定戦がないため、銅メダル以上が確定した。
アラミヤンは特殊なサーブで張本を翻弄。日本を60年ぶりの団体金メダルに導いたエースを下し、全身で喜びを表現した。試合後には「イランの卓球界や人々にとってモチベーションとなり、多くの人がこの競技を始めて、国に栄誉をもたらすきっかけになればと思っている」と声を弾ませた。
卓球では極端に低いトスのサーブや体に隠れる形のトスは違反となる。アラミヤンの特殊なサーブは審判から違反を受けることもあったが「日頃からそういう状況(違反をとられた場合)について話し合っているので、今日はコート上でそれをそのまま実践することができた」と振り返った。
今大会はビデオ判定システム「TTR」が導入されていない。グレーゾーンのサーブには張本も「うまく利用された」と話すことしかできなかった。
アラミヤンは1991年生まれの34歳。「自分の体が動く限り、体が持ちこたえてくれる限りはプレーを続ける」と次なる戦いも〝ベテランの術〟をフル活用する構えだ。













