〝グレーゾーン〟のサーブに苦しめられた。愛知・名古屋アジア大会男子シングルス準々決勝(26日、スカイホール豊田)、世界ランキング3位の張本智和(木下グループ)は、同344位のノシャド・アラミヤン(イラン)に3―4で敗戦。男子団体に続く金メダル獲得とはならなかった。
卓球では極端に低いトスのサーブや体に隠れる形のトスは違反となるが、今大会はビデオ判定システム「TTR」が導入されていない。張本は「『TTR』がないので、うまく利用された。審判も勇気を出してとフォルト(違反)を取ってくれたところはあるけど、審判にできる限界というはある」。アラミヤンの異質サーブを攻略できず、不完全燃焼での終戦となった。
アラミヤンのサーブに苦言を呈すも、言い訳はしなかった。「以前から問題はあった。(フォルトを)取れたり取れなかったりだったけど、過去も勝っているわけなので、自分にも弱いところはある」ときっぱり。その上で「この負けは認めるべきだし、卓球の厚みが足りない、実力の厚みが足りない。どんな理由であれ、負けたということは足りないものがある」と反省を口にした。
「アジア大会を完璧に終える」という目標は達成できなかった。ただ、篠塚大登(東都観光バス)組とのダブルスでは4強入り。2冠の可能性が残っている。張本は「7ゲームは長いし、中国も必死に残りのメダルを取りに来ると思うし、シンプルなプレーをしてくると思うので、頭をリセットしたい」と切り替えを強調。シングルスの悔しさはダブルスで晴らす。













