立て続けに難敵撃破だ。卓球のWTTチャンピオンズ横浜最終日(9日、神奈川・横浜BUNTAI)の女子シングルス決勝が行われ、張本美和(木下グループ)が陳幸同(中国)に4―2で勝利して初優勝。兄・張本智和(トヨタ自動車)とのアベックVに大きく前進した。

 この日の準決勝では王芸迪(中国)に4―2で快勝。頂点をかけた一戦も中国勢との対戦となったが、張本の攻撃力がさく裂した。「いい試合を見せられるように頑張りたい」と語っていた中で、第1ゲームはフォアハンドなどで試合を優位に進める。自身のミスなどでジュースにもつれるも、最後は得意のバックハンドを決めて、13―11で先取した。

 第2ゲームは張本が壮絶な打ち合いで苦戦する場面もあり、僅差の展開となる。それでも、強烈なバックハンドでゲームポイントを握ると、相手のミスもあり、11―7で制した。

 第3ゲームは5―10からの4連続得点で食らいついた。9―11で屈したものの、第4ゲームは張本コールを背に躍動。11―9で奪い、勝利に王手をかけた。第5ゲームは1―11で粘りに遭う。しかし、気持ちを切り替えて挑んだ第6ゲームは張本のペースで進めて押し切った。

 8、9日の試合はサンリオ社の人気キャラクター「クロミ」のヘアピンではなく「ハローキティ」のヘアピンをつけて試合に出場した。「クロミ」のヘアピンは張本にとって「お守りみたいなもの」で、7日から行方不明になっている。まさかの紛失にショックを口にしていたが、引きずることはなかった。