【今週は天野秀夫氏】は2026年後半相場がスタート。7月10日から15日にかけて2月期・8月期、最終週は3月期企業の決算発表が本格化する。高値警戒感が強まるAI半導体関連以外に物色の裾野が広がるチャンスが到来する。
特に業績の上方修正に対する株価インパクトは大きい。そこで、昨年7月に業績上方修正を発表した銘柄の中で今期も期待でき、株価が比較的リーズナブルな銘柄をピックアップしてみた。
東証スタンダードの鉄人化ホールディングス(2404=589円)は、首都圏中心に「カラオケの鉄人」をチェーン展開するカラオケ事業を中核に、システム開発・メディア事業、ラーメンや焼き鳥のレストラン事業、ネイルサロンなど美容事業も展開。コロナ禍を乗り越えた業績回復は著しく、今年1月に増額修正した今8月期連結業績予想は前期比20・3%増収、89・4%営業増益の高変化率で第2四半期(9月~2月)時点の通期利益予想に対する進捗率は60%に達している。抵触している上場維持基準のクリアのための施策や積極的なM&A姿勢を持つ。7月15日に第3四半期決算を発表予定だ。
東証スタンダードのアルファ(4760=1660円)は、ポスターやのぼりなど店頭POP広告大手で販促企画・運営の一括支援ビジネスも手掛ける。4月に今8月期連結業績予想と配当予想を上方修正。連結売上高は前期比3・7%増の66億円、営業利益は同10・8%増の2億6000万円で3期連続の増収増益を継続。
7月10日に第3四半期決算発表が迫っているが、注目点は業績とともに年間一括の8月期末配当70円。配当利回りは4%超で、決算通過後は配当取りの動きが株価下支え要因として働く。
東証プライムのブロードリーフ(3673=434円)は、自動車整備業界向け部品取引のクラウドサービス提供というニッチな事業内容を持つ銘柄。6月末に2018年3月以来となる約8年3か月ぶりの1対2の株式分割を実施したばかりの需給要因が上値の重さを意識させるが、それを上回る業績変化率の高さが魅力だ。今12月期連結業績予想は売上高が前期比12・9%増の235億円、営業利益は2・3倍増の48億円という特大の変化率。
パッケージソフトからクラウドシステムへの切り替えが進展していることが利益率の向上に寄与するほか、伊藤忠グループが支援する中古車販売大手WECARS向けサービスが開始された効果も大きい。最新の会社四季報で来期営業利益を今期予想比87・5%増の90億円としていることも注目点だ。
(株価は7日終値、次回は三枝裕介氏です)












