阪神・佐藤輝明内野手(27)が5日の広島戦(甲子園)で3安打の活躍を見せ、6―4の勝利に貢献した。
試合前の時点で今季ワーストの13打席連続無安打。バットが湿り気味だったが、一気に息を吹き返した。まずは0―1の2回だ。先頭で打席に立つと、床田の外角スライダーを中前打。6月28日の広島戦(マツダ)以来、4試合ぶりとなる安打をマークした。その後、前川の適時内野安打で同点のホームを踏み、勢いを取り戻した。
1―1の5回一死一、二塁では右前へ痛烈な一打を繰り出すと右翼・野間が後逸。さらに中継への返球も乱れて中野、森下に続いて自身も一気にホームイン。記録は右前打と失策で打点はつかなかったが、実質的には試合の流れを一変させる〝ランニング3ラン級〟の一撃となった。
さらに7回には3番手の島内から左前打を放ち、5月24日の巨人戦(東京ドーム)以来となる猛打賞。追い込まれてから内角高め151キロ直球を逆方向へ、力み過ぎることなく軽打で運んだ内容に復調の兆しが見えた。
広角に3安打の固め打ちを披露し「悩んでいたというか、シーズンを通していればずっとあること。(修正点は)毎日やっている作業なので。今日は決めたのでよかったです」と、表情も変えず多くを語らなかった。
藤川監督は「少なからず悔しい思いもあるでしょうけどね。佐藤はそれを今日、1本ではなく続けてくれた」と4番の復調に安堵の表情。今季、曜日別では打率4割4分2厘、4本塁打と抜群の相性を誇る日曜日の活躍に頼もしげだった。
セ・リーグ打点トップを走る佐藤にとって「0打点」はもったいなかった気もするが、本人にとって重要なのは数字以上に内容。次カードは7日から始まる敵地・東京ドームでの巨人との3連戦。首位争いを繰り広げる相手との決戦を前に、佐藤輝の打棒が上り調子なのは心強い。













