サッカー北中米W杯イングランド代表のトーマス・トゥヘル監督(52)が、決勝トーナメント2回戦のメキシコ戦(5日=日本時間6日、メキシコシティー)を前に高地での〝バイアグラ作戦〟を否定した。

 試合会場のエスタディオ・アステカは、標高2200メートルに位置する。その高地対策として、英紙「サン」が「イングランドのスター選手たちは、メキシコ戦で高地の影響を和らげるためにバイアグラの使用が認められる可能性」と題して、イングランドイレブンが男性機能不全治療薬「バイアグラ」を使用する可能性を報じた。

 同紙は「研究ではこの薬が肺の血圧を下げることで、高地で起こる疲労感やめまいを軽減する効果があることも示されている」と説明した。

 そうした中でメキシコ戦の前日会見が行われ、米紙「USA TODAY」はトゥヘル監督が、報道陣からバイアグラを使用する可能性について問われたことを伝えた。

 その質問に指揮官は「それを裏付けるような情報は私のところには届いていません。ですから、それは事実ではありません」と苦笑いを浮かべながら否定した。

 同紙によると、2010年の南アフリカ大会前にもイングランド代表がバイアグラを使用する可能性が報じられた。その際にもイングランドサッカー協会(FA)は「バイアグラについて議論した事実はなく、南アフリカ大会で選手が服用する計画も一切ありません」と明確に否定していた。

 敵地でのバイアグラ作戦は〝不発〟に終わったようだ。