7月初旬の訪英を予定していたヘンリー王子は、英国政府が家族に武装警護を提供しないことを改めて批判した。関係者によると、王子はムスリムによるテロの標的となった作家サルマン・ラシュディ氏のように、厳重な警護を受けるに値すると主張しているという。英紙サンが29日、報じた。
ヘンリー王子は、来週に予定されているメーガン妃、アーチー王子、リリベット王女による一家の英国訪問を警護するために、税金で賄われる武装警官を配置するよう求めたが、王室・要人執行委員会(RAVEC)が要請を却下したため、不満を表明している。
メーガン妃が英国を訪れるのは、2022年9月のエリザベス女王の葬儀以来初めてとなる。国王は同年6月以来、孫たちに会っていない。
ヘンリー王子に近い関係者によると、警護は「役割ではなく、リスクに基づいて決定されるべきだ」という。同関係者は「悪魔の詩」の著者サルマン・ラシュディ氏が、イスラム教を侮辱したとして、1989年にイランの最高指導者が死刑を宣告するファトワ(イスラム法)を発布した後、保護を受けるようになったことを引き合いに出した。しかしラシュディ氏は22年の暗殺未遂事件で右目を失っている。
チャールズ国王は既存の警備体制が整った王室の邸宅の提供を用意しているが、王室はヘンリー王子夫妻からまだ何の連絡も受けていない。
メーガン妃は、来年にヘンリー王子が主催するインヴィクタス・ゲームズのプロモーションのため、ロンドンとバーミンガムで開催されるイベントにヘンリー王子と共に参加するとみられている。
ヘンリー王子の広報担当者は28日、次のように述べた。「問題は宿泊施設ではなく、訪問期間全体を通して適切かつ相応の警備が提供されているかどうかだ」。
さらには「昨年11月に(王室およびVIP執行委員会である)RAVEC自体が必要と判断した独立したリスク管理委員会は、まだ設置されていない。ヘンリー王子は訪問を安全に実施するために、あらゆる選択肢を検討し続けている」と改めて厳重警備の必要性を訴えている。











