使いたい投手は山ほどいるが…。日本ハムの新庄剛志監督(54)があり余る先発陣の起用法に頭を悩ませている。
28日の西武戦(ベルーナ)は5―1で快勝。先発した5年目右腕・福島が6回1失点と試合をつくり、首位チームを相手に連勝を飾って2カード連続の勝ち越しを決めた。
先発ローテは伊藤と北山の両エースに加え、左腕の加藤貴も好調を維持。この3本柱に福島、左腕の山崎が続く構図となっている。盤石の布陣となっている影響で3月末にノーヒットノーランを達成した細野や台湾出身の古林と孫、二刀流で期待される柴田らに十分な登板機会を用意できない状態となっているのだ。
これには新庄監督も「先発ピッチャーはいっぱいいるからね。(二軍に)使いたい投手もたくさんいるし」と頭を抱えるばかり。今月中旬からは先発中心で起用してきた達や金村を中継ぎに回す緊急措置を講じたほどだが、根本的な解決には至っていない。
さらに、ここへきて気になるのが有原航平投手(33)の動向だろう。2020年以来、6シーズンぶりに古巣復帰した昨季の最多勝右腕は伊藤とともに先発陣をけん引するエース格としての役割を期待されていた。ところが、開幕後は精彩を欠き、4月12日のソフトバンク戦(エスコン)から4登板連続で黒星。1勝5敗、防御率7・34の成績で5月末から二軍で再調整を続けている。
ただ、そんな有原も徐々に状態を上げているようで、チーム周辺では7月上旬の一軍再昇格もうわさされている。有原の結果次第では、先発投手陣の間では〝登板機会争い〟も勃発するだけに「全ポジション競争」を掲げる指揮官としても気が気ではないはずだ。
また、日程面でも7月末までの今後1か月間は6連戦が1度しかない。体力的には恵まれたスケジュールとなるが、試合数が少なくなるほど先発投手の枠も限られてくる。新庄監督はただでさえ少なくなるポジションに、豊富な戦力をどう当てはめていくのか…。他球団から羨望のまなざしを向けられる中、取捨選択の日々は続く。












