サッカー北中米W杯1次リーグL組第2戦(23日=日本時間24日)、イングランドがガーナに0―0で引き分け、この試合で注目された〝新ルール〟に一部で疑問の声が挙がっている。
今大会では、差別的な発言を隠す目的などで口元を隠す行為に対しては、一発退場になる制度が導入された。このルールは今月19日(日本時間20日)のパラグアイ―トルコ戦で、前半終了間際に起きた小競り合いの際に、パラグアイ代表MFミゲル・アルミロン(アトランタ)に初めて適用されていた。
そして23日の試合では、イングランドのMFジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)がガーナの選手と口元を隠しながら会話をしていたが、退場にならなかった。この件を英公共放送「BBC」や、英紙「デ―リー・メール」、米放送局「ESPN」などの海外メディアが続々と報じた。
「デーリー・メール」は、国際サッカー連盟(FIFA)審判委員会のピエルルイジ・コリーナ委員長が、大会前に新ルールについて「選手は友人と話すために、腕とシャツで口を覆い続けても良い」とし、試合前後や最中の雑談は普通のことだと強調。「会話が友好的であれば問題なく続けられる。対立的な会話の中で口を覆うことは、不適切な行動をしている可能性があることを意味し、その制裁はレッドカードだ」と説明していた。
今回は2人の間に敵意がなかったことで、適用されず。しかし、同紙は「対立的な場面において、選手が口を手で覆ったことを理由に退場処分を下すかどうかは、審判の裁量に委ねられているが、その定義をめぐっては、必然的にグレーゾーンが生じるのは明らかだ」と問題視。英公共放送「BBC」も「このルール改正がどれほど信頼できるかは疑問がある。選手が相手を退場させるためにそれを使う可能性もある」と指摘した。
まだまだこのルールには改善の余地がありそうだ。












