【テネシー州ナッシュビル23日(日本時間24日)発】森保ジャパンのエースが、世界のスーパースターに刺激を受けている。日本代表FW上田綺世(27=フェイエノールト)は、20日(同21日)の北中米W杯1次リーグF組第2戦チュニジア戦でW杯初得点を含む2ゴールの大活躍。スウェーデンとの最終戦(25日=同26日、米国・ダラス)以降も得点を量産する覚悟だ。その上でプレーの基準を、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(マイアミ)ら世界最高レベルに置いている。
日本が誇る点取り屋が、W杯でゴールラッシュの雰囲気を漂わせ始めた。オランダとの初戦はノーゴールに終わったものの、続くチュニジア戦では出場2大会目にしてW杯初ゴールを決めるなど2得点。F組首位突破に望みをつなぐ4―0の大勝に大きく貢献した。
そんな中で迎えるスウェーデンとの大一番。ベースキャンプ地で行われた23日の練習後、取材に応じた上田は「目標は優勝。それを考えると初ゴールうんぬんではなく、これからも得点を求められるし、僕が得点できなければ、目標は遠くなってしまう。次の試合もその次も、自分が出た時間の中で結果を残してチームを助けたい」。自らに大会制覇まで得点を取り続けていくハードルを課した。
今回の相手はFWアレクサンデル・イサク(リバプール)とFWビクトル・ギェケレシュ(アーセナル)と強力2トップを擁するだけに、守備面のタスクも重視する。「2トップにいい選手がいるので、いい形で入れさせないのが大事だし、どこから入れさせるのかを限定するのも大事」
それでも、チームを勝たせるのがストライカーという信念は揺るがない。今大会はここまでメッシをはじめ、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティー)らが、前評判通りの活躍でチームに勝利をもたらしている。自身も同じポジションだけに「刺激はある。クラブじゃなくても、当たり前のように結果を出してすごいと思う」と率直な思いを吐露した。
しかし同じ舞台で戦う以上、憧れてばかりはいられない。「それはどの国のFWも求められていること。できるかできないかは別として、チームはFWの選手に得点を期待している。それはスター選手であろうが、無名の選手だろうが、出る以上はチームのスコアを動かすことを仕事にしている。彼ら(スター選手)はFWとして理想の仕事をしている。チームは僕にそうしてほしいだろうし、しなきゃいけない」
上田の“ストライカー基準”は、あくまで世界最高レベル。今夏のステップアップという意味でも、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドやイタリア1部ACミランなど名門の関心を集める中、その価値があることを今後の活躍で証明する。













