チュニジアサッカー連盟が16日、同国代表のサブリ・ラムシ監督(54)を解任し、エルベ・ルナール新監督(57)の就任を発表した。
北中米W杯でチュニジアは、14日(日本時間15日)に行われた1次リーグ初戦のスウェーデン戦で1―5と大敗。するとW杯中に異例となる監督交代を即断した。
フランス紙「パリジャン」に対してルナール氏は「任務を引き受ける前に考えたり躊躇したりする時間はなかった。次の2試合で待ち受ける挑戦の大きさは承知している。日本とオランダを相手に全力を尽くし、良い結果を出せるよう努力する」と意気込んだ。
米スポーツ専門放送局「ESPN」は「チュニジアを救える人物がいるとすれば、それは永遠の救世主ルナールだろう」と太鼓判。その理由をこう説明した。
「彼の専門は、選手に瞬時に自信を与え、感情をリセットすることだ。このフランス人監督のもとでプレーする選手たちは、不可能と思えることさえも成し遂げられると、すぐに信じられるようになる」と指摘する。
選手に自信を与えた顕著な例が、前回2022年カタールW杯でサウジアラビアを率いてアルゼンチンを撃破した際の〝伝説のミーティング〟だ。ルナール氏は「お前らは何がしたいんだ? メッシと写真を撮りたいのか?」と切り出すと「メッシがボールを持っているのに、みんな立ち止まって彼を見つめている。彼にプレッシャーをかけなければならない。写真を撮りたいなら、スマホを取り出せばいい。でも、全力を尽くさなければならない。これはW杯なんだ!」。この猛ゲキで、その後優勝するアルゼンチンから2―1と大金星を挙げたのだ。
同局は「彼の有名なハーフタイムのスピーチは、後半の逆転劇を前に勇敢な選手たちに届けられ、サッカー界の伝説となった」。20日(日本時間21日)にメキシコ・モンテレイで激突する森保ジャパンにとっては、難敵となりそうだ。











