イングランド2部プレーオフ決勝(23日、ウェンブリースタジアム)が行われ、MF平河悠が所属するハルが1―0でミドルズブラを撃破して9年ぶりのプレミアリーグ復帰を果たした。

 平河は後半31分から途中出場すると、アディショナルタイムに左サイドから鋭いクロスを送り、これをGKがはじいてこぼれ球をFWマクバニーが決めて勝利をもたらした。

 歓喜に沸くハルだったが、試合後のセレモニーで〝事件〟が起きた。韓国メディア「ニューシス」は「英サッカーの授賞式で『アジアン・パッシング』…日本人選手がトロフィーを掲げるとカメラがサッと切り替わった」と報じた。

 いったい何が起きたのか。「人種差別が疑われる場面が飛び出した。アジア選手たちがトロフィーを受け取ると、中継カメラが他の場所を映す、いわゆる〝アジアン・パッシング〟が再び発生した。問題は、試合後のトロフィーセレモニーの過程で起きた。選手たちが一人ずつ帰りながらトロフィーを掲げたが、日本の平河の順番が近づくと、中継カメラが突然別の場所を映したのだ」と同メディアは伝えた。

 平河は決勝点の起点となるなど勝利の立役者だっただけに、なおさら不自然なカメラワークと言える。「チームのプレミアリーグ昇格に決定的な役割を果たしたが、本物のトロフィーを持ち上げる場面は中継画面に入らなかった」と同メディアは追及した。

 アジア選手差別とも取れるカメラワークは英国で以前から問題となっており、そのたびに騒動となってきた。「このようなアジアン・パッシング論争は今回が初めてではない。パリ・サンジェルマン所属のイ・ガンインは、昨季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)で優勝したが、授賞台で順番を待ってメダルを受けた時、中継カメラが突然他の場所を映した」

 同メディアは過去に〝被害〟を受けた選手を挙げ「アジアン・パッシングは過去から着実に続いてきた。パク・チソン、キ・ソンヨン、キム・ミンジェ、ジ・ソヨンなど。韓国選手だけでなく、岡崎慎司、南野拓実など多くのアジア選手をめぐって同様の議論があった」と問題の根深さを強調する。

 イングランドでは早急な対策が求められそうだ。