イングランド・プレミアリーグのリバプールに所属する日本代表MF南野拓実(27)に対して、人種差別とも受け取れる行為があったのではないかとして、ファンを巻き込んだ騒動になっている。
問題が起きたのは、27日に行われたイングランド・リーグ杯決勝チェルシー戦の優勝セレモニーだ。リバプールは0―0からPK戦11―10で勝利を収め、優勝カップを手にした。
セレモニーでは一人ひとりが栄光の優勝カップを高々と掲げていき、中継局がその場面をアップで映していく。しかし、南野がカップを手に取った瞬間に突然映像を切り替わり、クロップ監督を映し出した。
一見すると何気ない中継に映るが、今季の同カップで南野は4ゴール1アシストと活躍して優勝に貢献しており、失礼な対応とも取れる。このカメラワークについて、一部では、過去にもアジア人選手に対して繰り返された人種差別にあたる行為との声が上がっている。
韓国紙「デーリースポーツ韓国」は「論議になった理由は、これまでイングランドでは現地の放送局がアジア選手たちのトロフィーセレモニーをきちんと見せたことがほとんどないからだ。一度なら偶然と片づけられるが、繰り返し続けば偶然とは言えない。朴智星、奇誠庸、岡崎慎司、南野。多くのアジア選手がイングランドの舞台を踏んだが〝アジアンパッシング〟として議論が続いている」と指摘する。
現地でも南野に向けたカメラワークが差別にあたるとして話題になっており、ネット上では英国人ファンが「南野がカップを持ち上げたとき、彼ら(放送局)はカメラを遠ざけた」と中継局の行為を疑問視している。
今季はスコットランドでもセルティックのFW古橋やFW前田などに人種差別行為が発生。今回はファンではなく中継局による疑惑となるが、リーグ側が今後どのような対応に出るのか、注目される。












