王者の指定席が、ついに奪われた。米スポーツ専門局「ESPN」は14日(日本時間同日)、MLB第7週のパワーランキングを発表し、開幕から首位を守ってきたドジャースを2位へ下げ、ナ・リーグ東地区首位を走るブレーブスを1位に据えた。
ブレーブスは13日(同14日)、本拠地トゥルーイスト・パークでナ・リーグ中地区首位のカブスを4―1で撃破。メジャー最速の30勝に到達し、30勝13敗と独走感を強めた。マイク・ヤストレムスキー外野手(35)が代打勝ち越し二塁打、マウリシオ・デュボン内野手(31)の3号2ラン、ドレーク・ボールドウィン捕手(25)の11号ソロと、主役級だけでなく脇役まで勝負どころで機能する。白星の量だけでなく、勝ち筋の多さが格付けを押し上げた格好だ。
一方のドジャースは13日(同14日)にドジャースタジアムで行われたジャイアンツに4―0で快勝し、連敗を4で止めた。前日12日(同13日)には大谷翔平投手(31)がジャイアンツ戦で11試合ぶりの7号ソロを放つも、チームは敗戦。大谷は翌13日の一戦で打者としては起用されず、先発投手として7回無失点、8奪三振、防御率0・82まで押し下げた。苦境を止めたのは、やはり二刀流の存在感だった。
ただし、チーム全体の打線に本格反転の気配が戻ったとは言い切れない。サンティアゴ・エスピナル内野手(31)とムーキー・ベッツ内野手(33)の2者連続弾、テオスカー・ヘルナンデス外野手(33)らの適時打で4点を奪ったとはいえ、直近の4連敗では好機を作っても畳み掛けを欠いた。13日現在、25勝18敗でナ・リーグ西地区首位パドレスを追う立場となり、スター軍団らしい圧力を相手に浴びせ切れていないところに今の重さがある。
同ランキングのトップ5は3位カブス、4位ヤンキース、5位レイズ。13日現在、カブスは27勝16敗でナ・リーグ中地区、レイズは28勝14敗でア・リーグ東地区を引っ張り、ヤンキースも27勝17敗で追走する。いずれも地区上位で存在感を放つが、今回の主役はやはり1、2位の明暗だ。ブレーブスは勢いを数字に変え、ドジャースは星を戻しても打線の湿り気を完全には拭えない。ESPNの最新格付けは、王者の看板がまだ盤石ではない現実を突きつけている。













