ドジャースの山本由伸投手(27)は14日(日本時間15日)に本拠地ロサンゼルスでのメッツ戦に先発し、7回2/3を投げ、1被弾を含む4安打1失点、7三振1四球で勝敗は付かなかった。打者28人に104球で、最速96・9マイル(約156キロ)をマーク。防御率2・10だった。チームは2―1で競り勝ち、2連勝。
初回先頭リンドアに2ボールからの3球目、ど真ん中の96・3マイル(約155キロ)のフォーシームを捉えられ、右翼席に運ばれた。ここまで3試合、初回は9打数1安打、1番打者は無安打2三振と抑えていただけに、まさかの被弾だ。続くロベルトはフォーシームで右飛、ポランコはスプリットで一ゴロ、ビシェットはシンカーで一ゴロと3人連続で片付けた。
2回は先頭アルバレスをスプリットで右飛、ベイテイは真ん中低めのスプリットで空振り三振、ビエントスは外角スライダーでバットに空を切らせた。3回もセミエンはスプリットで見逃し三振、ベンジはスプリットで一ゴロ、リンドアは外角カットボールで空振り三振に仕留めた。4回もロベルトをスライダーで投ゴロ、ポランコはスプリットで一ゴロに仕留めたがフリーマンの送球が高くなり、ジャンプして捕球。球場はどよめいた。続くビシェットはフォーシームで一ゴロ。今度はフリーマンが自らベースを踏んだ。
5、6回も三者凡退で抑えた7回だった。二死後、ビシェットに初球、やや外角のスライダーを捉えられ、左翼線を破る二塁打。先頭打者弾後、20人連続でアウトにしてきたが、21人目に「H」のランプの点灯を許した。続くアルバレスを四球で歩かせ、二死一、二塁。ここで打席は16打席連続無安打が続いているベイテイだ。カウント1―2からの4球目、外角低めのスプリットでバットに空を切らせた。ここまで大エースの圧倒的な投球だ。
8回もマウンドに上がった。3球で二死をとったが、9番ベンジにスプリットを拾われ、左前打。続くリンドアは右前打で二死一、三塁と得点圏に走者を背負った。続投する気満々だったが、ロバーツ監督が一呼吸置いてベンチを出て、交代を告げた。球数は104球に達していた。2番手の右腕トライネンがロベルトを空振り三振に仕留め、勝ち越し点は与えなかった。
直後の8回裏一死二塁で大谷が申告敬遠で歩かされて一、二塁となったところで、タッカーが勝ち越し適時打。しぶとく左前に落とした。9回は3番手の左腕ベシアが3者連続空振り三振。チームは逃げ切った。
3勝目は逃したが、好投が実った。サイ・ヤング賞候補と呼ばれるにふさわしい投球だった。












