誤審を繰り返し、大ブーイングを受けている審判のCB・バックナー氏がとんだアクシデントに見舞われた。

 バックナー氏は1日(日本時間2日)に行われたブルワーズ―レイズ戦の球審を務めた。ブルワーズ先発の怪物右腕・ミジオロウスキーが2回二死からフォーテスに100マイル(約160キロ)の直球を投じた。フォーテスはこの剛球を辛うじてバットに当てたが、ファウルチップが球審のバックナー氏のマスクを直撃。バックナー氏はその場でうずくまった。心配したブルワーズの捕手・コントレラスが抱きかかえようとしたが、バックナー氏は立ち上がれず試合は一時中断。意識ははっきりしているものの脳震とうの疑いがあるため、別の球審と交代してグラウンドを去った。

 この退場劇を米メディア「js9イニング」が公式Xでアップすると「笑うべきじゃないけど面白い」「野球の神が語った。引退する時だ」「少し休んでレーシック手術を受けてくれ」「これで彼の判断力と悪い視力が治るかもしれない」と心配の声よりも、退場を喜ぶコメントが殺到した。

 バックナー氏は28日(同29日)のレッズ―レッドソックス戦で計8度の「ABSチャレンジ」で判定に異議申し立てされ、実に6度も判定が覆るというありえないミスを犯し、一塁塁審を務めた前日31日(同4月1日)のブルワーズ―レイズ戦でも自信満々にコールしたアウト判定がセーフに覆る失態をやらかした悪名高き審判。誤審騒動を何度も引き起こし、ファンの間では「史上最悪の審判」とやゆされている。バックナー氏にとっては何とも気の毒なアクシデントとなったが、多くのファンが〝天罰〟と受けとったようだ。

 米老舗誌「スポーツ・イラストレイテッド」は「バックナーのひどい審判の期間は、水曜日に脳振とうの可能性があると判断されてフィールドから退場させられたことで締めくくられた」と激動の1週間を伝えた。