新井監督率いる広島は本拠地・マツダスタジアムに中日を迎え、就任4年目のスタートを切る。3年ぶりとなるAクラス浮上&8年ぶりのV達成へむけ、新戦力の台頭が鍵を握るなか、そのキーマンの一人とされるのが新人としては球団史上初の「開幕1番」で中堅起用されるドラフト1位新人・平川蓮外野手(21=仙台大)だ。
オープンから起用を続けた新井監督の抜てきに応え、打率3割2分3厘、6打点、12球団トップの21安打を放ち、実力でその座をつかみ取った。開幕を前日に控えた26日は「(2月の)練習試合ぐらいからずっと自分はプロとして頑張ろうと思っていたので、開幕戦だからどうとかは全くないです。いつも通りやりたい」と、あくまで冷静に公式戦初戦を見据えた。
札幌市出身。父は北海道の名門・北海高の平川敦監督(54)と幼少時から野球が身近にある環境で育ったサラブレッドだが、プロに進んだ後も平川には家族との縁を感じる場面がありそうだ。
1歳上の兄・悠さんは日本ハムの球団職員。本拠地・エスコンフィールドで日々、事業本部・法人営業部のフロント職員として活躍中だ。昨年12月に行われた広島での弟の新入団会見にもかけつけ「大変な世界だと思うんですけど、頑張ってほしい」と、ひな壇でプロでの抱負を述べた弟の晴れ姿を見守った。
兄・悠さんが「そういう日が来ることを、楽しみにしています」と心待ちにしているのが、弟・蓮がプロの世界でレギュラー・ポジションをつかみ、エスコンフィールドを訪れること。広島の今季交流戦での対日本ハム戦は6月2~4日のマツダスタジアム開催。平川兄弟がプロ野球の現場で〝共演〟を果たす機会がやってくるとすれば、公式戦、クライマックス・シリーズ(CS)を勝ち抜いた後の日本シリーズとなる。
道のりは長いが27日のプロ野球開幕開幕後は弟はグラウンド、兄は背広組の1人として、球界の頂点を目指し、互いの持ち場で「日本一」を目指し、それぞれの役割に励むことになる。最後の最後で共演実現となれば、平川家にとっても夢のある1年となりそうだ。












