新日本プロレス4月4日両国大会で辻陽太(32)のIWGPヘビー級王座に挑む「NEW JAPAN CUP(NJC)」覇者カラム・ニューマン(23)が、最年少記録ラッシュを予告した。23歳6か月で栄冠を手にした〝ザ・プリンス〟が同大会で最高峰王座を獲得すれば、中邑真輔の最年少記録(23歳9か月)を更新する。カラムはIWGPだけでなく、日本プロレス界の主要な最年少記録をすべて塗り替えるつもりだ。

「ユナイテッド・エンパイア」を率いるカラムは21日長岡大会で上村優也との決勝戦を制しNJC初制覇。オカダ・カズチカの保持していた最年少優勝記録(25歳4か月)を更新した。23日の会見では「両国のメインでIWGPヘビーを手にして、中邑の最年少記録を俺が更新する」と新たな目標を掲げた。

 わずかデビュー1年3か月で頂点に立った中邑の記録は22年以上も破られておらず、もはや〝アンタッチャブルレコード〟とも目されていた。カラムが更新するには今回の挑戦が事実上のラストチャンス。本紙の取材に対し「俺が世界一のレスラーだと証明するチャンスだし、新たな記録を作ることに重要な意味があると思っている。中邑真輔は世界中でその名前を知られた日本人レスラーだ。その記録には大きなインパクトがある。『たぶん』とか『できたら』という言葉は使いたくない。俺は絶対に中邑やオカダを超えた存在になるんだ」とその意義を説明する。

 カラムが塗り替えたいのは、IWGPの歴史だけではない。オカダが持つ真夏の祭典「G1クライマックス」(7月11日、米シカゴで開幕)の最年少優勝記録(24歳9か月)、さらにはオカダと初代タイガーマスクが持つ東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞MVPの最年少記録(ともに25歳)も、今年に成し遂げれば更新が可能なのだ。「他のレスラーには決してできないことを俺がやっていきたい。MVPはぜひとも取りたいと思っている。外国人選手がNJCとIWGPを取って、MVPも取ることは快挙なんじゃないか?」とニヤリ。「去年は上谷(沙弥=スターダム)がMVPを取ったと思うけど、俺が取ることで日本のプロレス界において女子プロレスだけでなく外国人選手にも勢いがあると証明することができると思っている。25歳が最年少なんだろ? イージーだね」と、1982年に初代虎が樹立し、2012年のオカダが並んでいた記録を実に44年ぶりに塗り替える野望を明かした。

 新たな時代に突入した新日本プロレスの中心に躍り出たザ・プリンス。若き最強外国人が、春の両国で金字塔を打ち立てる。