GLEAT8日の新木場大会でV8戦に臨んだ〝××スタイル〟こと中嶋勝彦(37)が、渡辺壮馬(27)に敗れて1年8か月保持したLIDET UWF世界王座のベルトを失った。

 まさかの最後だった。序盤から鋭い打撃を駆使して何度もダウンさせ、ポイントも5対1と中嶋は勝利目前まで迫った。だがそこから一瞬の隙を突いてバックを取られ、スリーパーホールドで絞めあげられて失神。屈辱のレフェリーストップ負けで陥落し「不意を突かれたよ。久々に意識が飛んだ」と唇をかんだ。

スリーパーで捕獲された中嶋勝彦
スリーパーで捕獲された中嶋勝彦

 その後、取材に応じた中嶋は「UWFの厳しさというか、こういうこともあるんだなと」と吹っ切れた表情。その上で「ベルトと共に進んでこれたっていうこの歴史が、俺にとってかけがえのない財産だよね」とベルトへの感謝を口にした。

 V7成功後には「敵なし」として禁断の〝王座封印〟を口にした。そこにそれぞれの理由で反旗を翻したのが渡辺、伊藤貴則、井土徹也の3人だ。これに中嶋は「半ば強引にだけど〝封印〟という言葉を使って、若手が奮起したのはよかったんじゃないかな。この後は3人がLIDET UWFを盛り上げてくれたらいいよね」と後を託した。

 気になる自身の今後については「俺はフリーだから。戦える場所があれば、どこでも行きたいね」と不敵な笑み。そして「GLEATも、それ以外の団体も、海外も…。プロレスラー・中嶋勝彦の可能性を広げていけたらなと思ってるよ」とけむに巻くのだった。ベルトを失って向かう先は…。