これもまた決勝ラウンドへの好材料だ。侍ジャパンは8日のWBC1次ラウンドC組のオーストラリア戦(東京ドーム)に4―3で逆転勝ち。この一戦で〝第2先発〟を任された隅田知一郎(26=西武)が、3回2安打1失点(自責0)の内容で、自らのWBCデビュー戦を飾った。

 2月28日の宮崎での強化試合・中日戦以来、久々の出番で「やっと投げられた」と、両軍無得点で迎えた5回からの緊張感ある場面だったが、臆することなく腕が振れた。

 2イニング目の6回に一塁線を抜けるゴロヒットの二塁打から、失策も絡んで先制点こそ献上したが「その後のバッターをしっかり抑えて帰ろうと」と動揺することなく、後続を2者連続三振。150キロ越えの直球と宝刀チェンジアップの配球はオーストラリア打線に抜群の効果を発揮した。7回までの3イニングを43球、7奪三振を奪う力投で、自らのWBC初陣をまとめた。

 試合後は「集中して1人ひとり投げられた」と振り返り、国際舞台でのパフォーマンスに一定の手応えを得た様子。「アメリカに行くと負けられない戦いが続くので、1球1球の集中力とか精度とか大事になると思います」と次なる出番を見据えていた。