ウクライナのゼレンスキー大統領が6日、自身のX(旧ツイッター)を更新。イランによるドローン攻撃に頭を悩ませている米国から支援要請を受けたことを明かした。

 ゼレンスキー大統領は「私たちは、中東地域におけるシャヘドに対する保護のための具体的な支援について、米国から要請を受けました。私は、必要な手段を提供し、必要な安全性を保証できるウクライナの専門家の存在を確保するよう指示した」とポスト。

 イラン製のドローン「シャヘド」を使った攻撃に対して米国は現在、防空ミサイル(地対空誘導弾パトリオット)で対応。90%以上を迎撃しているが、約2万ドル(315万円)のドローンを撃墜するために400万ドル(6億3000万円)を費やしており、極めて非対称になっている。戦闘が長期に続けば早晩、迎撃ミサイルの在庫が尽きるとの指摘もある。

 ウクライナは2022年以来、ロシアとの間でドローン戦を多数経験してきた。その中で生まれたのがウクライナ勢の迎撃用ドローンで、シャヘドに対応する知見は十二分に持っている。

 約1年前、ゼレンスキー大統領はホワイトハウスでトランプ大統領と対面。J・D・バンス副大統領から再三にわたって「一度でも感謝したことがあるのか?」と米国への感謝を要求され、ゼレンスキー大統領が「何度も感謝した」とやり返して口論となった。

 トランプ氏からも「あなたはカードを持っていない(You don't have the Cards)」とこき下ろされたことをゼレンスキー氏も忘れてはいないはず。ウクライナに少しでも有利な条件を引き出すべく、ゼレンスキー氏は「私たちの安全を確保し、私たちの人々の命を守るのを助けてくれるパートナーを支援します。ウクライナに栄光あれ!」とつづった。

1年前、トランプ氏とバンス氏にこきおろされたゼレンスキー大統領(ロイター)
1年前、トランプ氏とバンス氏にこきおろされたゼレンスキー大統領(ロイター)