今オフを通じてトレードの噂が途絶えなかったメジャー最強左腕、タリク・スクバル投手(29=タイガース)のFA問題について、代理人のスコット・ボラス氏(73)が意味深なメッセージを送った。米誌「ニューズウイーク」電子版が報じた。

 2年連続でサイ・ヤング賞を獲得したスクバルは5日(日本時間6日)、年俸調停で今季年俸3200万ドル(約50億2400万円)を勝ち取った。これにより、トレード報道は下火になりつつあるが、今シーズン終了後はFAになる。

 同メディアは「タイガースがスクバル選手を引き留めるために必要な大型契約を提示できず、チームに残らないことはほぼ確実だ。多くの人は、ドジャース、メッツ、ニューヨーク・ヤンキースという野球界の三大球団がスクバル選手を指名すると予想している」と指摘した上で、ボラス氏のコメントを伝えた。

「大谷選手が間違いなく最高の才能の持ち主であることは周知の事実であり、他に類を見ない市場をもたらそうとしている。しかし、その市場にもかかわらず、西海岸と東海岸の複数の球団がスクバルに入札した。しかも、本当に最高の才能を獲得するために市場に参入しようとしていた複数の球団が入札していた」と明かしたボラス氏は「だから、ニューヨークやロサンゼルスのチームに限定するのは正確ではない。これは才能主導のビジネスだからだ」と、三大球団以外にも入り込む余地が十分あるとした。

「世界一をもたらすのはナンバーワンの先発投手がいることだ。ヤンキースにとってそれが何を意味し、なぜ毎年ワールドシリーズで戦えるのかを、ゲリット・コールから学んだ。獲得できない選手を獲得しようとするのは良いビジネスだと私は十分想像できる。なぜなら、このような選手を獲得すると、彼のような選手を獲得する機会が当分何年も得られなくなるだろうから」とすご腕代理人らしく、各球団をけん制するかのようなメッセージを残した。