衆院選(8日投開票)は高市早苗首相率いる自民党が優位のまま最終日を迎えた。
各情勢調査で自民党は単独で過半数を超える勢いを序盤から持続し、立憲民主党と公明党の合流新党・中道改革連合は伸び悩み、大幅に議席を落とす公算が大きい。
高市首相は選挙中にNHK「日曜討論」のドタキャン騒動で物議を醸し、野党は批判に転じたが、リウマチが理由だっただけに同情が集まる事態となった。またネット討論番組で自民の黒崎祐一氏が政府内で消費税12%が検討されているとの発言で炎上しかけたが、その後、「議論をしている事実はまったくない」とおわびし、維新からも助け舟が入って、収束した。
懸念された失言も出ていない。かつて〝失言王〟とまで言われた麻生太郎副総裁が応援回りで全国を奔走している。各会場では「中革連? 中道って何? 憲法改正、賛成ですか? 反対ですか? 中道って、どちらをやるんですか。安全保障対策をやるんですか。何も決断ができないのと同じ。われわれは極めて厳しい環境にいる中でしっかり対応している。ただただ騒いでいるだけではダメ」と中道イジリが鉄板。アドリブを利かせた発言は封印し、事故には至っていない。
6日にはトランプ米大統領が「彼女は強力で、力強く、そして賢明な指導者。日本の人々を失望させないだろう」と選挙中には異例となる高市首相支持を表明し、勝ち馬に乗ったともいえる。
もはや死角なしとみられるが、自民党の唯一の懸念が天気だという。全国的に寒波が襲来し、選挙最終日の7日から投票日の8日がピークで、太平洋側でも降雪予報が出ている。
「高市首相の人気に支えられる自民党は無党派層が大きな味方となるだけに投票率が下がれば、組織力の強い中道が接戦区で逆転する可能性も出てくる。自民党有利の情勢報道で、有権者が安心してしまい、投票に行かなければどう転ぶか分からない」(永田町関係者)
悪コンディションでも有権者を投票所に足を運ばせることができるか。高市首相にジャッジが下される。












