自民党副総裁の麻生太郎氏が4日、衆院選(8日投開票)大阪3区に立候補した柳本あきら氏の選挙事務所で行われた演説会に出席した。

 大阪3区は「大正区、住吉区、西成区、住之江区」という比較的住宅の多い下町エリア。石破政権下で行われた2024年の衆院選で日本維新の会の東徹氏が当選するまで公明党が強く、今回の選挙には中道改革連合(公明・立憲民主)から宇都宮優子氏が出馬する激戦区となっている。

 西成の選挙事務所に副総裁が来場するとあって事務所の建物の上や周辺には警察官が配置され、会場手前では署名と手荷物検査が行われた。演説を聴こうと集まった聴衆は横断歩道を超え、隣の区画まで伸びていた。

 柳本氏は「自民党公認候補者となった時に(麻生会長が)『おめでとう。必ず勝って来いよ』と言っていただき、私は涙が出る思いでした」と振り返った。

 さらに「柳本あきらへのご支援の輪を。そして多くの自民党の比例票へつなげていただけますようによろしくお願いいたします」と支持を訴えた。

 応援演説に駆けつけた麻生氏は、衆院選と参院選の違いを説明したうえで「衆議院の選挙で『柳本』に1票入れていただくことによって、その1票が首班指名選挙において、みなさんがたは直接『高市』には投票ができませんけども、柳本を通して、みなさんの1票が高市に入る。ここで勝たなければ意味がない」と支援者を鼓舞した。

 維新との連立について「何となくやりにくいと迷惑している人もいっぱいいるだろうけど、衆議院、参議院ともに過半数足りない」と説明し、さらに「比例は『公明党』と書いてくださいなどとくだらないことを言う必要がなくなった」と言い放ち、笑いが起こった。

 続けて「間違いなく(比例では)『自由民主党』と書いていただきたい」と繰り返していた。