巨人は5日から宮崎春季キャンプの第2クールに入り、阿部慎之助監督(46)が鋭い視線を向ける中、新戦力たちが躍動した。

 新助っ人のウィットリーとハワードは来日後初めてブルペン入りし、それぞれ約30球。「満足いくブルペンでした」(ウィットリー)、「投げていて気持ち良かった」(ハワード)と充実のお披露目となり、昨季まで日本ハムに所属した北浦と松浦はライブBPに登板し、北浦は打者7人からゴロを量産して無安打投球だった。

 阿部監督も両助っ人に「いい投手で、いい球を投げるのを知っているので。試合で日本の打者相手にどうやるかっていうのを本当に早く見たいですね」と期待を寄せ、北浦についても「すごく実戦向きなのかなという感じは見受けられた。いいキャンプを過ごせてるんだろうなと思いました」と称賛した。

 指揮官が示した今季のレギュラーは「白紙」。そのため、アピールする選手のチェックに余念がなく、この日もキャンプ施設内をせわしなく動き回った。2日に行われた特打では打席後方のネット裏からスタートし、一塁→一、二塁→二、三塁→三塁→右翼→中堅→左翼と数分刻みで移動。およそ1時間をかけてナインの動きに目を凝らした。阿部監督に〝東奔西走〟する理由を聞くと、こんな答えが返ってきた。

「いろんなとこから見た方がね、客観的に見られるとこもあるんで。そこでもし(選手から)聞かれた時にね、答えられるようにしておくのが僕の仕事なので。ウロウロしてますよ。散歩してるわけじゃない(笑い)。一応ちゃんと見てるから。すごい遠めから球拾いしながら気づくこともあるし。いろんな角度で見たいっていうのはありますね」

 目に映った選手たちのあらゆるデータが脳内に蓄積され続けている。