ドジャースの大谷翔平投手(31)は今オフのオーナー側と選手会の労使協定(CBA)交渉に影響を及ぼす…。元メジャーリーガーで通算106本塁打のトレバー・プルーフ氏は2日(日本時間3日)、クリス・ローズ氏と共同で司会を務めるポッドキャスト番組「ベースボール・トゥデイ」に出演し、大谷の影響力を北米4大スポーツのスター選手らと比べ、「別格の存在」と表現した。
まず「(米国で最も人気の)NFLのスター選手の話題になることは多いが、大谷はそれとは次元が違う。他のスポーツを見ている人たちまで『この選手を見たい』と引き込んでしまう存在。自分が好きな競技から一歩離れて、まったく別のスポーツを見に行かせるのは本当に難しいことなのに」と指摘。
するとローズ氏も、現在NFLでMVP争いをしているペイトリオッツのドレイク・メイを例に挙げ、「彼は注目されているが、『ドレイク・メイを見なきゃ』と思ってテレビをつける人はいない。NFLは競技そのものの人気が圧倒的に強い」と説明。「だからこそ、野球界において大谷が“テレビをつけさせる存在”であることが、どれだけ特別かが分かる。しかもそれは国際的な規模だ」と強調した。
話題は社会的な影響力にも及んだ。実際に日本を訪れた際、大谷の広告露出の多さに驚かされたというプルーフ氏は「アメリカで言えば最大級の有名人を思い浮かべてほしい。カーダシアン一家、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット…誰を挙げればいいか分からないが、その全員をはるかに超えるレベルだ」と語り、「街の至る所に大谷のビルボードがある。今のアメリカで、あそこまで“街を埋め尽くす存在”は誰一人いない」と断言した。
プルーフ氏はNBAやNFLではボールを持つスター選手が試合を支配できる一方で、「野球は一人の選手が常に試合を支配できるスポーツではない。それにもかかわらず、大谷が出場すると『必ず見たい』と思わせる。それ自体が驚異的だ」と分析。
さらに「極端な話、彼一人の存在が来年“試合中止を防ぐ理由”にすらなり得る」と断言。12月1日に期限を迎える労使交渉は難航が予想され、オーナー側のロックアウトに対抗して選手会側のストライキによるシーズン中断が懸念されている。「もしショウヘイがいなければ、来季はシーズンが短縮されると断言してもいい」と、大谷がMLBの命運すら左右しかねないと力説した。










