【イタリア・ミラノ3日(日本時間4日)発】心配はいらないようだ。スピードスケートのミラノ・コルティナ五輪代表が試合会場で練習を行い、女子の佐藤綾乃(29=ANA)は「どんな形の五輪でも楽しむことが大前提。とにかく悔いのないように」と決意を語った。

 今回が3度目の五輪となる佐藤は、団体追い抜き(パシュート)で2018年平昌五輪金メダル、22年北京五輪銀メダルに大きく貢献。女王奪還を目指す今大会は、佐藤、エース・高木美帆(TOKIOインカラミ)、堀川桃香(富士急行)、野明花菜(立大)の4選手で挑む構え。佐藤は「人一倍金メダルを取りたいという思いが強い」と力を込めた。

 試合会場は展示場につくられた仮設リンク。1日の練習時には女子の吉田雪乃(寿広)らがリンクの状態について不安を口にする場面もあった。ある選手は「ボコボコしているとか、うねうねしていると聞いたので心配です」と語っていたが、この日の練習ではパシュートメンバーがそろってリンクに関して前向きな言葉を残した。

 試合会場で初めて滑った佐藤は「心と体と準備をして練習に挑んだけど、みんなが言うよりもガタガタと音がするようなことは、滑っている時はそんなに感じなかった。これはすごくポジティブに捉えることができると思った。出だしとしては好調なのかなと感じた」と充実の表情。2大会ぶりの団体追い抜き金メダルへ、つかみはばっちりだ。