保険問題を理由に代表候補選手の辞退が相次いでいるプエルトリコが大会からの撤退を検討している。同国野球連盟会長のホセ・キレス氏は同国ジャーナリストのジェイ・フォンセカ氏に対して「私たちは競技からのチーム撤退を検討しています」と苦しい胸の内を明かしている。

 キレス会長は「なぜならプエルトリコが出場するのに、我々のスター選手たちに許可が出ないのが不公平だからです。他の選手たちに不在を補う能力がないわけではないが、私たちは自分たちを尊重すべきだと考えます。アメリカが金メダルを欲しがるなら、日本と3試合のシリーズをやってみればいい。私たちの時間をムダにするのはやめてほしい」と訴えた。

 同国はリンドア(メッツ)、コレア(アストロズ)、ベリオス(ブルージェイズ)、パガン(元ジャイアンツ)といった大物が保険に加入できずに次々と欠場。プエルトリコは異常事態に不満を抱き、大会辞退にまで追い込まれている。

 カナダメディア「スポーツネット」は「撤退した場合、WBCは大きな打撃を受けるだろう。主催者がどのように対応するのか。プエルトリコはこれまでの大会すべてに出場し、2013年、2017年に準優勝を果たした。プエルトリコが参加するプールAの開催地(ヒラム・ビソーン・スタジアム)でもある」と伝えており、波紋が広がりそうだ。