トランプ大統領が先日、英国兵士などNATO軍がアフガニスタンの最前線を回避したと主張したが、チャールズ国王が懸念を伝えたため、その主張を撤回したという。英紙サンが24日、報じた。

 トランプ氏は22日に放送されたFOXビジネスのインタビューで、NATOの信頼性に疑問を示し、「米国が長年にわたり大半の負担を背負ってきた一方で、同盟国はほとんど危険にさらされてこなかった。われわれは彼らに本当に何かを求めたことがない。彼らは『アフガニスタンに少し兵を送った』などと言うが、実際には少し後方に下がり、前線からは距離を置いていた」と主張した。

 しかし、トランプ氏は23日、自身のSNSトゥルース・ソーシャルに「偉大で非常に勇敢な英国の兵士たちは、常にアメリカ合衆国と共にある!アフガニスタンでは457人が亡くなり、多くが重傷を負った。彼らは史上最高の戦士の一員だった。この絆は決して断ち切られない。英国軍は、並外れた心と魂をもっており、(米国を除けば)比類なき存在だ。皆さんを愛している。これからもずっとだ!」と投稿した。

 発言の修正は、キア・スターマー英首相が23日にトランプ氏へ直接電話をかけた後に起きたものだった。また、トランプ氏がそうしたのは、チャールズ国王の懸念が非公式なルートを通じてホワイトハウスに伝えられた後だったことも明らかになった。

 事情に詳しい関係者はサン紙に対し、「発言が意図的であれ偶発的であれ、それによって傷ついた人々がいたことに対する国王の懸念は、非常に明確に伝えられました」と明かした。

 トランプ氏は英王室の長年の称賛者であり、昨年9月の2度目の国賓訪問の際には、チャールズ国王を「偉大な紳士であり、偉大な王だ」と称えていた。チャールズ国王とカミラ王妃は、米国独立250周年の行事の一環として、4月に米国でトランプ氏を訪問する予定だ。