鷹の韋駄天へが、質も量もレベルアップだ。ソフトバンクの周東佑京外野手(29)が「成功率9割での60盗塁達成」へ意欲を示した。

 24日に福岡市内の商業施設で医療機器メーカー「コラントッテ」主催のトークショーに出席した周東。5年総額20億円プラス出来高払い(金額は推定)という大型契約を締結した29歳が、最大の武器である足にさらなる磨きをかける。

 量で目指すは「60」の数字だ。これまでの最高は2020年の50盗塁。「意識してる数字は高く見積もってじゃないけど、そこを目指してやった方が多く走れる」とこれまで到達したことのない境地を目指す。球団での60盗塁以上は11年に本多雄一一軍内野守備走塁コーチが60盗塁を記録したのが最後。「(本多コーチから)今も教わってるところはすごく多い。そこの目標は常に持っておきたい」と師を目標に闘志を燃やした。

 質で目指すは盗塁成功率9割だ。24年シーズンは41個の盗塁を決めたものの13個の失敗があり成功率は8割以下に落ち込んだ。それを受けて昨年は成功率に重きを置き、相手の癖や捕手の傾向などを研究。35盗塁で失敗は4つと、数値を大幅に向上させた。それでもあとひとつ、盗塁を決めていれば成功率9割の大台に乗せることができただけに「そこはクリアしたかった」と悔しさをにじませた。まだ一度も乗せたことのない大台に、今年こそは手を届かせるつもりだ。

 今年3月に行われるWBCの日本代表にも選出されている周東。前回大会以上に、その足が生かされる場面は増えそうだ。「ホームラン打つ選手が多いので。役割分担という意味では、そういうところを担っていければ」と語った鷹の韋駄天。世界でもシーズンでも自らの足を存分に発揮していく。