ブルージェイズからFAとなっているMLB通算221勝右腕、マックス・シャーザー投手(41)の去就が未定のままとなっている。

 投手最高の栄誉であるサイ・ヤング賞に3度輝いたシャーザーは、米スポーツサイト「アスレチック」のインタビューで「体調は万全で、特定の球団からオファーがあれば即座に契約できる」と今季も現役を続行する強い意思を示した。ただ、所属球団が決まっていない現状に焦りはなく、「開幕日の後まで待って、希望する球団のいずれかに空きが生まれるのを待つこともいとわない」とも明かした。

 選手にとってはシーズン開幕どころか、一日も早くプレーする球団を固めたいところ。しかし、シャーザーは静観姿勢を崩していない。2007年には当時44歳だったロジャー・クレメンスが5月にヤンキースと契約。シャーザーも家族との時間を優先しながら、世界一を狙える〝適切な機会〟を慎重に見極める構えのようだ。

 MLB公式サイトもシャーザーの動向を詳報。昨季は故障で長期離脱を強いられ、5勝5敗、防御率5・19と苦しんだが、ポストシーズンでは3試合に先発して防御率3・77を記録し「将来の殿堂入り選手としての姿を取り戻した」と伝えている。

 この投球内容が現役続行への思いを強めたとみられ、同サイトは「希望する球団名を明言していないが、メジャー19年目の2026年にワールドシリーズ制覇の可能性が最も高い球団をターゲットにしている」と説明した。

 すでに2つの優勝リングを持つ右腕が、3度目の世界一を目指していつ、どのユニホームでマウンドに戻るのか。昨年10月には降板を告げに来たシュナイダー監督を怒鳴りつけてベンチに追い返すなど、まだまだ意気軒高だ。球界の関心は、開幕後の市場動向にまで及びそうだ。