ドジャースが今オフも大型補強を連発し、米球界から激しい批判にさらされている。

 まずは〝最強守護神〟エドウィン・ディアス投手(31)を3年総額6900万ドル(約108億円)獲得。年平均2300万ドル(約36億円)はリリーフ投手としては史上最高額となり、FA市場の目玉だったカイル・タッカー外野手(29)とは4年2億4000万ドル(約380億円)で合意した。こちらの年平均6000万ドル(約94億9000万円)は、7000万ドルの大谷翔平投手(31)に次ぐ歴代2位の高額となった。

 当然、資金力で劣る球団やファンにとって大物を次々と獲得していくドジャースの印象は最悪。しかし、これでもまだ〝マシ〟だとの論調もある。

 米サイト「SBネーション」は23日(日本時間24日)、「MLBの富と貧困」と題してドジャースを〝擁護〟したのだ。現在ではドジャースがすっかり「悪の帝国」とやゆされているが、元祖は2000年代初頭のヤンキース。1996年から03年までのワールドシリーズに6度出場し、4度優勝した黄金期だ。

 同サイトによれば、当時のヤンキースは補強費に糸目をつけず「2003年と2004年は特に顕著だった。当時、ヤンキースの人件費は2位のチームの60%以上も高額だった」と指摘し、現在の支出上位のドジャースとメッツを比較。

「給与総額で次点の高額チームやリーグ最下位チームとの比較に限定すれば、2004年のヤンキースは最低支出チームの約6倍の年俸総額を計上していた。当時の税制とは大きく異なるが、ぜいたく税を含めれば6倍以上だった」「現在、5億ドル超のドジャースとメッツは他を圧倒しているが、ドジャースとフィリーズの差は45%にとどまり、2003年当時の極端な格差とは異なる。ヤンキースとレイズに見られた6倍もの格差には至らない」と伝えた。

 超高額であることに変わりはないが、格差の割合は元祖ほどではないというわけだが…。どちらにせよ、今後も批判がやむことはなさそうだ。