外資系生命保険プルデンシャル生命保険は、営業職員らが顧客に架空の投資話を持ちかけるなどして計約31億円を不正に受け取っていた問題を受け23日、間原寛社長らが記者会見を行った。

 会見冒頭、間原社長は「金銭に関して長年にわたり、重大な不適切行為が発覚しました。被害に遭われたお客様、生命保険業界にいらっしゃる皆様。そして社会の皆様に多大なるご不安とご迷惑をおかけし、心より深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。

 被害者保護の観点を最優先に被害補償を実施するとして、間原社長は第三者の専門家で構成するお客様委員会を設置すると発表。同社の営業社員による在籍中の不祥事は同委員会に認定された場合、全額補償する。過去の事案についても同委員会が再度、精査を行う。

 不祥事を招いた原因について社内風土を挙げた。

 間原社長は「営業に関する諸制度において不適切な行為を行いやすく、不正を検知しづらい問題があった」と認めた。

 営業社員の自主性と独立性を重視していたが「お客様と密な関係を築くなかで、行われた不適切な事象を検知することができなかった」。また高業績者に報酬や社内表彰など営業社員に対する過度な評価があり「金銭的利益を重視する人材を引きつけたり、入社後にそのような考えを持つに至ることがありました。加えて営業社員の業績により、収入も変動することから収入の不安定さを招き、不適切行為につながりました」と説明した。