ソフトバンク・東浜巨投手(35)が17日、筑後市内のファーム施設で練習を行った。ランニングやキャッチボールの後にはブルペンにも入り、約20球を投げ込んだ。

 このオフは出場機会を求めて国内FA権を行使し、他球団でのプレーを模索。人的補償が必要なBランクだったこともネックとなり、通算76勝右腕はホークスへの残留を決断した。この日はファーム施設を訪れた倉野チーフ投手コーチとも直接、言葉を交わした。

 例年とは異なる過ごし方を強いられた今オフ。それだけに調整には苦労しそうなところだが、右腕は「やれることはやっているし、例年通り12月から動いていたので。気持ち新たにというところ」とキッパリ。この日は「まだ立ち投げ段階なので。確認しながら」と捕手を立たせた状態で、カーブなどの変化球も交えながら感覚を確かめた。

 先発では昨年175イニングを投じた有原が日本ハムへ移籍。小久保監督が「先発はチャンスがある」と語ったように、前田悠ら若手投手陣のみならず、昨年7試合登板に終わったベテラン右腕にとっても好機が広がることは間違いない。鷹の背番号16は「やっている以上は、そこ(先発)の席を狙っている。そこは言わずもがな」と先発ローテーション入りへ静かに闘志を燃やした。

「しっかり競争に入っていける準備をしていきたい」と意気込んだ東浜。いつもとは異なる形でオフを過ごそうとも、プロ14年目のシーズンへ向けて準備を進める。