ヤクルトからポスティングシステムでホワイトソックスに移籍した村上宗隆内野手(25)は22日(日本時間23日)にシカゴの本拠地レート・フィールドで入団会見を行った。「ユニホームに袖を通し、スタートラインに立てた気持ち。ものすごく興奮している。この球団に最大限貢献したい」と抱負を語った。注目された来年3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)については出場する意向を示し、球団も容認した。 

 約50人の報道陣が待ち受ける中、グレーのスーツ姿で会見場にゆっくり登場した。契約書にサインする際に「漢字でいいの?」と確認してペンを走らせた。背番号「5」のユニホームを手渡されると自ら袖を通し、笑顔で記念撮影した。英語で自己紹介し、「White sox」と持参した靴下を見せると会見場は笑いに包まれた。

 続けて日本語で「このユニホームに袖を通してスタートラインに立てた気持ちです。このレート・フィールドでプレーできることに今ものすごく興奮しています」とあいさつ。ホワイトソックスの球団関係者に感謝の意を伝えると「僕の目標は勝つことです。成長することです。挑み続けることです。どんな相手だろうと立ち向かいあきらめません。この球団に最大限貢献したいと思います」と誓った。

 ホワイトソックスを選んだ理由を「僕にすごく合っているなと思いましたし、何よりこれからのチームだと思うので、これからのチームの一員になることがすごく好きなので、それが決め手でした」と説明。3年連続で100敗以上と大きく負け越していることについては「過去のこと」とし「これからどう勝つかっていうのは僕もチームの一員になりますし、僕たちで話し合って、僕たちで前を向いて、勝ちに向かってストーリーを作り上げていければなっていうふうに思います」と力を込めた。

 米メディアには8年総額1億8000万ドル(約283億円)の大型契約の予想もあったが、2年総額3400万ドル(約53億4000万円)の短期契約だった。「僕が勝負するにあたって(契約が)短くても、長くてもしっかり野球と向き合って成長することを目標にしていたので、そこに驚きはなかったですし、まだまだ僕の人生は続くので、しっかりここでスタートして頑張っていきたいなと思っています」と前向きに話した。

「自信はあるか?」と直球質問されると「自信はわかんないっす。けどやり抜く自信はありますし、そこにもし何か壁に当たったときに、自分もそれを乗り越える力はあると思っているのでその答えで言うと自信はあります」と強調した。

 また、95マイル(約152・9キロ)超の速球を苦手にし、三振率が高いと報じられていることからスイングの改善を問われた。「見てくれればわかると思いますし、説明するより結果で残していきたいと思っている」と断言。課題とされる守備については「あまり自信はない」とするも「それを克服してしっかり努力して上達します。うまくなります」と意欲を示した。

 注目された来年3月のWBCについては「出たいと思っている。WBC前提で考えていた」と意欲を示し、クリス・ゲッツGMも「出場する予定だ」と明言。MLB公式サイトのスコット・マーキン記者は自身のX(旧ツイッター)で「村上はWBCで日本代表としてプレーする」と速報した。日本を代表する強打者が米国で第一歩を踏み出した。