フィギュアスケートの全日本選手権(19~21日、東京・国立代々木競技場)で5連覇を達成した女子の坂本花織(シスメックス)が〝葛藤〟を明かした。
2026年ミラノ・コルティナ五輪の代表に内定したエースは22日、都内で報道陣の取材に対応。3度目の大舞台に向けて「(22年北京五輪は)個人は銅(メダル)だったので、銀以上というのはある。団体は最初3位だったじゃないですか。いろいろあって繰り上がりで2位だったじゃないですか。だから正真正銘の銀以上がほしい」と目標を口にした。
北京五輪後も世界選手権3連覇を果たすなど、第一線で活躍し続けている。総合力の高さでライバルに勝利を収めてきたものの、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)などの大技を組み込んでいない点を批判する一部ファンがいることは、坂本自身も理解済み。今季前はトリプルアクセルの練習も行ったが、いつものスタイルを貫くことを決めた。
「自分はもうこのやり方で振り切ったから、別に(大技が)ないというのがダメとかじゃなくて、これが自分のやり方だから。別にこれに文句言うんだったら、別に(心無いコメントや批判内容を)見なくていいんじゃないかな」
フィギュアスケートはジャンプだけでなく、表現力なども求められるスポーツ。4回転ジャンプを跳ぶロシア勢が台頭した際は「どうしても(大技が)自分はないから勝ち目がない」と悲観することもあったが、自らの足で道を切り開いた。
同日のメダリスト・オン・アイスで「poison」を熱演した坂本は、最後まで自分を信じ抜く覚悟だ。













