広島のベテラン・秋山翔吾外野手(37)が20日、故郷の神奈川県横須賀市の「横須賀スタジアム」で「秋山翔吾野球教室」を開催した。今年で12回目の開催に秋山は「長く現役をやってきて、地元なので周りの人に手伝ってもらいながら」と感謝し、約3時間、市内の13チームから集った小学6年生、73人を相手に熱のこもった指導を行った。

 広島4年目の今季は、64試合出場にとどまり、打率2割6分2厘、1本塁打5打点。NPBでのキャリアではワーストの年間38安打と不本意なシーズンに終わった。

 それだけに、オフの調整も例年以上の計画性をもって、進めている。10月にシーズンオフに突入後も、休むことなく継続的に行っているのが、打撃マシンやティー打撃などの振り込みだ。「オフにちゃんと打っておけば『両方やらないといけない』っていうキャンプではなくなる」。秋山自身が来年2月のキャンプで守備強化に力を注ぐことを念頭においているためで、攻守での練習量を落とさない工夫でもある。

 シーズン終了後、一軍が秋季練習→秋季キャンプと来季にむけた鍛錬を行っていたなか、秋山も残留組が調整した大野練習場で、残留組のコーチのサポートを受け、打撃メニューを継続。「バットを振るのをやめちゃいけないな、というのがあった」と例年なら、オフは、一時的に消滅する右手のマメは常にできたままシーズンに近い強度で振り込みを続けている。

 年末は「どれぐらい飛距離が出ているか、どこまで飛んでいるかという確認ができる」と、郷里の横須賀の球場施設で練習予定。年明けには静岡・下田での自主トレとここからは、好守に本格的な技術練習を取り入れていく見込みだ。

 来季はプロ通算16年目。計画的なオフの鍛錬で、鯉のベテランは今年の雪辱を期している。